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Diary 2025

2025/02/15 カント

「(「歴史の終わり」の)フクヤマは、..国連によって世界平和が築けるというカントの考えは甘い、..実力をもった..覇権国家こそが必要だ、というヘーゲルのカント批判に依拠していました。ソ連崩壊によって、カントもマルクスも終わった、自由民主主義とアメリカの勝利だ、というわけです。
だけどそもそもソ連は、レーニン主義・スターリン主義であって、マルクス的ではない。国連も、全然カントの理念を実現できていない。ヘーゲルだって、そんな短絡的な思想家じゃない。 」

バスのなかで、「向こうから来た」交換様式の着想:私の謎 柄谷行人回想録㉓