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Diary 2000

12/28/2000

今日は「今年の年初の目標は何だったか、それは達成したか」なんて言う話を同僚としていたが、来年の目標は、「美しい人とだけ仕事をする。」これにしよう。
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いま気になっているのは、正月につく予定の、15年前に筑波博から自分に出した年賀状。どんな事を書いていたんだろうか?

12/16/2000

先週、2001年の手帳を買った。例年どおり、能率手帳の週間タイプ。今年の手帳は、夏にrevoを買ってからは予定の部分が空白になり、もっぱら日記帳となってしまった。もう持ち歩いていない。
忘年会シーズン。久しぶりに会う友人も。

11/10/2000

サウンドトラックL.O.L買う。すごく懐かしい感じがする。落ち着く。
失われたユートピアという感じ。

10/26/2000

「あなたの言っているのが、私の言葉のどの部分を指しているのか、はっきりしないではないか。私の『しなやか』が抽象的であるというのなら、あなたの指摘も抽象的であると言わざるを得ない。」
知事は、冷静に受け答えしました-1.
知事は、顔がこわばっていました-2.
新しい長野県知事である田中康夫氏が、県幹部と初顔合わせしたニュース。僕が興味深かったのは、そのやりとりではなく、後に続く報道者のコメント。田中氏の言葉の後、1.をつないだ番組、2.をつないだ番組の両方があった。どちらをつけるかで、まったく印象がかわってしまう。ちなみに2つとも同じ系列局だった。
この対話の、ほぼすべてである13分ノーカット放送したニュースチャンネルがあった。田中氏は落ち着いていたが、そういわれると確かにムッとしていたようでもあった。ここは受け手の想像力が試されるところだ。
テレビも能動的に見る必要がある。

10/22/2000

日本の会社が従業員に対して定期的に健康診断を行うのは、外国人には奇異に映るようだ。これを知ると、外国人は皆とても驚く。なぜそんな事を会社がやるのか、と問われても、自分にはあまりに当然すぎて理由が分からない。「採血してドラッグ検査でもやってるんじゃないの」といわれる。
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今日も「世紀を超えて」をみる。中国でのPC、ネット普及の鍵となるOSはwindowsか、Linuxか。IT関係でも、中国はとにかく未開の巨大市場だ。
番組中、何度聴いても坂本龍一の「rain」、「1919」に似ている曲がある。

10/17/2000

朝日新聞本日付夕刊の大江健三郎とアマルティア・センという人の往復書簡を読んでいたら、センの著書が家にあることを知らされた(『集合的選択と社会的厚生』勁草書房)。今流行っているらしい。さっそく借りてみた。
帯によると、「ひとりひとりの好みや意見をもとに、どうしたらよいか、を社会的に決めるメカニズムを分析する。」ということらしい。これだけ読むと、なるほどタイムリーという気はする。
税制や年金制度については、非常に危惧している。年金など、今の日本では、1960年以降に生まれた人は掛金よりも低い金額しか返ってこないといわれている。もう払わずに全部自分で貯金して運用したほうがいいなどと思ってしまう。それでかもしれないが、“既得権者”、“リスクテイク”、“インセンティブ”などという表現に最近ハマっている。
また読まずに積んでおくだけになってしまうかもしれないが...


10/15/2000
今日、「世紀を超えて・ロボット特集」を見ていたら、筑波博でエレクトーンを弾いていたロボットが出てきてびっくり(当HPのexpo85にあります)。
当時、2000年の世界はどんなになっているか想像をめぐらしたものだ。
情報ネットワークについては、国策でキャプテンだかVANだかいわれていたような気がするが、結局普及しなかった。代わりにこの4、5年でインターネットや携帯情報ツールが爆発的に普及した。特に、携帯電話については、これ程小型化され普及率が伸びるとは誰も思わなかっただろう。
「2001年宇宙の旅」「ストレンジ・デイズ1999/12/31」などの映画があったが、2000年現在からみた2000年は、それらの映画ほどには、未来的でもないような気がする。
しかし渋谷のセンター街でアフリカ人みたいなメイクをした女子高生が携帯で話しているのを、もし1985年の僕が目撃したら「うーん、未来的!!」と思ったかもしれない。

09/22/2000

国、地方の債務残高が640兆円もあるから(2000年度末見込み)、やがてインフレになるという人は多いです。赤字をなくすには、インフレか増税しかないらしいですね。
(日本は貯蓄残高が高いので、このままでも大丈夫という説もある。)
今の時代、ため込んでいてもだめで、自分に対する投資をしておく事が、後になって結局得なのだ、という人もいます。
今年久しぶりに運転して感じたのは、身体の使っていない機能は衰える、ということ。シドニーオリンピックやってますが、活躍している選手は、肉体的に10代、20代の絶頂期。30過ぎたら下降線。
ある友人が、人間の能力にも賞味期限があって、気がつかないうちに賞味期限が来てはもったいない、というような事を言っていました。自分も、少し意識的に頭とカラダを使わないといけないというあせりを感じます。そのための、ある程度の投資は必要かなと思います。

09/04/2000

《ここは人間の屑がほうり込まれるところだ。》
漱石によって見出された〝地底〟は、きわめて古典的であり、いわば煉獄である。しかも「自分」はたった一日坑内をさまよっただけで心身ともに参ってしまい、あとは事務員になる。〝地底〟においてすら主人公は事務職として優位に立ち、また大学中退の坑夫にだけ「人間」として共感している。
漱石は地底から市民社会を見ようとしなかった。私がそのような視点を見出すのは有島武郎の作品においてである。この時期、漱石を中心とする中産階級の作家の中で、有島だけが漱石を嫌っていた。それは、有島が漱石と多くを共有していたために、漱石のあり方がほかの誰よりも明瞭にみえたからだといえる。
おそらく志賀直哉だけが彼らのような「意識」から自由であり、いわば「無意識」の作家だった。
-柄谷行人「階級について 漱石試論Ⅰ」より

尾道を歩いた。志賀直哉記念館のある。

08/30/2000

三宅島からの硫黄の匂いが横浜でもした。
先日、東京で匂いがしたというニュースが新聞記事になっていたが、各紙によって書きかたが違っていた。「住民がこんなに苦しんだ」と、ほとんど書きたてるだけの物もあれば、環境基準を示し、主要な地域のデータを載せ、当面の対応(うがい、激しい運動を控える)まで述べている物もあった。

08/13/2000

ドーキンス博士の言うように、個体は、単に利己的遺伝子の乗り物に過ぎないのだろうか。僕の遺伝子が違う個体に引き継がれても、僕が日々感じ、考えたのと同じ状態は再現できないだろう。
一流でなくても、自分にしかできない何かがあるから、誰しも日々何かの活動をし軌跡を残そうとする。

08/04/2000

「グラディエーター」見る。冒頭からリドリー・スコット・ワールドだった。
勝つために、"win the crowd"(群集を味方に付けろ)という言葉が印象に残った。

07/17/2000

絵を見るような奴、音楽を聴く奴、読書が趣味という奴は、会社では使えないといわれているそうだ。一般教育科目(liberal arts)が日本では軽んじられていることと関係があるのかもしれない。

07/15/2000

先週は暑かった。関東地方はこのまま梅雨あけか?
ここのところ、ミネラルウォーターをちびちびと飲みながら仕事してます。

06/30/2000

日帰りで大阪へフェルメールを見に行ってきました。
できれば4月頃行っておくべきだった。というのは、今日は閉展2日前で、朝10時にチケットを買っても2時間待ちでした。あまりの人気に、臨時に開館時刻を繰り上げたらしい。並んでたら暑くて死にそうだった。途中夕立が来て、隣のお婆ちゃんの傘に入れてもらいました。その人は地元の人で、「昨日は3時間待ちだった」とのこと。
「青いターバンの少女」は「牛乳を注ぐ女」に比べて輝きは少なかったかな。青は、当時としてはすごく高価な塗料を使っているらしいけど。
しかし、何か絵から発するオーラは感じた。精緻で神聖な感じがした。
おばさんがこの絵の近くで泣いてた。この気持ちはわかる。
今回、音声ガイドを初体験しました。いろいろ感想はあるのですが、やはり見に行ってよかったと思います。4点も来てて、行かなきゃ後悔するだろうしね。
新幹線の便利さを実感しました。

06/19/2000

一週間くらい前に、psion(サイオン)社のrevoというPDAを買った。workpadにキーボードが付いたらなあと思っていたら、ちょうど良いサイズでこれがあった。
とても使いやすい。agendaというスケジュール帳の部分だけでも、十分買う価値がある。デザインも良い。これから日本語環境が充実してきたら、日本でもブレイク間違いなしだと思う。

06/11/2000

日経ビジネス6-5「日本を蝕む学力崩壊 反知性主義の克服」を読む。学ぶ動機として好奇心とこだわりが大事という部分に共感する。

06/06/2000

岩井克人「二十一世紀の資本主義論」を読む。
美人コンテストというのがある。女性100人のうち上位6人に投票した者に賞金を与える、というもの。こうすると投票者は、自分が美しいと思う人でなく、一般的な読者が美しいと思いそうな人に投票する。
もう一段深く考える投票者は、一般的な読者が想定する一般的な読者が美人と思いそうな人に投票する。
さらに深く考える投票者は、一般的な読者が想定する一般的な読者が想定する一般的な読者が美人と思いそうな人に投票する。
さらに深くいくと...
というわけで前提の無限連鎖にぶちあたる。それがなぜ美人なのかという根拠にたどり着かない。みなが美人と言っているから美人なのだ、というもの。
これはケインズが『一般理論』の中で、投機家の行動モデルを説明するのに用いた例だそうだ。
紙幣はなぜ流通するのか、なぜバブルになるのか、等。古くて新しい、示唆に富む問題。ゲーデルの不完全性定理を思い出すと思ったら初出88年だった。85年から最近までの短いエッセイ集でおすすめ。

05/20/2000

立花隆「脳を鍛える」を読んでいる。動物には、発育段階にふさわしい外部からの刺激が必要とのこと。それでその部位の機能が開発されるのだそうだ。適切な時期にそれを行わないと、後から開発する事は難しい。
外部からの刺激とは、必ずしも本書に出てくる読書だけでなく、たとえば幼児期の砂場遊びみたいな体験や社会性を得ることも必要だろうと思う。
昨今のストーキング、少年犯罪、幼児虐待は適切な時期に適切な発育ができなかった人が起こしているように思われる。そういったことを脳の発育過程から解析していく、という読み方もできる。
本書で立花氏の学生時代の私生活が多少うかがえるのも面白い。

05/07/2000

NHK「失われた10年」見る。村上龍の言葉はわかりやすい。
会社の日本語は良く分からない。会議でも、終わってみると「いつまでに、誰に、何を」という基本的な情報が共有されず人によって食い違ってる。原因は、自分に責任がかからないようにするために、自分が攻撃を受けないように、みな変な言いまわしをするためだ。それを確認しにくい雰囲気は確かにある(特に下から上に対しては)。
仕事ではもう少し明晰な言葉のやり取りが必要なんじゃないかと思う。英語を公用語にする前に、日本語を英語的につかってみてはどうかと思う。

05/05/2000

「アルジャーノンに花束を」読み終える。以前宇多田ヒカルと作者ダニエル・キイスが雑誌(「世界」だったか?)で対談していたのと、どこかのHPにお勧めと書いてあったのを思い出して、連休中に読めそうだと思い買っておいたのだ。これはジョディー・フォスター主演の映画「ネル」に似ている。
最後は泣けた。再度頭に戻って序文を読むと、他の読者と同じように、いつのまにか主人公を自分に置き換えて読んでいたことに気づく。
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GW中に親戚がきた。今年就職した子がいて、会社の挨拶で監査役か誰かが「若者は年寄りに席を譲らないが、年寄りは若者に権力や地位を譲らない」と言ったそうだ。

04/15/2000

東京の道を開拓したかったため、大雨だったが九段下までドライブしてみる。246をひたすら走り、三宅坂で左折。千鳥ヶ渕までいってみる。もう桜も散っていた。出発が遅かったし雨だったので、散歩もせず、すぐ帰ってくる。
Palm Vx日本語版、今日発売。

04/07/2000

職場に日立の省スペースデスクトップPCを数台導入。液晶ディスプレイの後ろに本体がくっついている、このタイプはありそうでない。ノート型と違ってキーボードが自由に動かせるのは体にも負担が少ないそうだ。インターネットボタンというのは要らない。あれはなくして、キーボードを小型にしたほうが良い。
95、98混在LANはNetBEUIベースのピア・ツー・ピアで組む。そのうち1台のHDDを共有する疑似クライアント・サーバ形式。素人にもかなり設定しやすくなった。メモリ増設、不要な常駐アプリ解除でパフォーマンスを重視する。

04/02/2000

最近、自分の生活の中であまりinputをしていないように感じる。
今、いろいろな局面で判断の基準となっているのは、昔inputした経験だ。今の経験が昔のように蓄積されないのは、昔のような感受性がなくなったからかも知れない。僕が面白いと感じる人が少なくなったからかもしれない。そういえば、高校、大学、就職と、どんどん輪切りにされて、普段付き合う人間もかなり限定されてきた。
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大学の独立行政法人化がいわれていて、蓮實氏らが反対している。10年前にも似たような論議があったのは、講義を学生が採点し、その点数で教授や授業を評価する、というものだった。競争原理の導入のはしりだ。それでは学生に迎合して質が落ちるという危惧は感じた。TV番組でも、視聴率が高いものが、必ずしも良質とは限らない。

03/21/2000

「あなたは政治的な人間か?
他人が政治的である分、自分も政治的だ。」‐DECODE20

03/07/2000

今日は天気が良く、気温も上がった。花粉が飛んでいるらしく、花粉症の人はつらかったようだ。
花粉はアレルギーというヒト側の要因と、植物側の要因、たとえば戦後植生を無視して植えたスギが今、青年期に差し掛かって花粉を撒き散らしているということがあるらしい。
自然界のメカニズムはwindows2000よりも複雑で、しかも発売されてすぐ不具合がみつかるというわけでなく、何十年、何世代も後に影響がでてくる。

02/18/2000

シャンドライの恋をみる。ベルトルッチ監督の映画には、階級を超える、逆転させる、無効にするエネルギーがあるように思う。ベルトルッチがモノを創る必然性を感じる。

02/15/2000

京都の小学生殺害事件にしても、文京区お受験殺人にしても、池袋通り魔事件にしても、容疑者の動機が極めて分かりやすく報道されている。いわく、学校への恨み、他人の子供への『複雑な』感情、努力しても報われない社会への反逆、等。
僕らは分からないものを分からないまま受け入れることができにくいので、ついそういった説明になびいてしまう。その説明というのは、だいたい「幸せとはこうあるべき」といった大衆ヒステリーみたいなものの押し付けによって捏造されていて、精神科にかかっていた経歴などあると、社会的に、さらに容疑者をねじ伏せる形になっている。
むしろ、大衆ヒステリーから解放されることがわれわれにとっても容疑者にとっても「救い」ではないかと思う。

01/20/2000

最近スケボーにハンドル棒をさしたようなもので滑ってる人を見かけるが、今日の新聞で「キックボード」という、結構流行っているものであることがわかった。1万円台だそうだ。周りの目を気にしなければ、結構便利そう。
iij4uよりメールあり。2月から値下げ。

01/10/2000

6、7年間ペーパードライバーだったが、冬休みからちょこちょこと車に乗り始めた。今日は午前中、246を二子玉川まで行き、等々力緑地を抜けて帰ってくる。等々力アリーナ付近で成人式らしき人多数。