Diary 2007
12/13/2007
トニー滝谷サウンドトラックを買う。市川準監督は、影の薄い男の物語にふさわしい「無くてもよかったような」音楽をリクエストしたそうだ。その音楽は、深くて静かな孤独という概念をそのままピアノで表現したようだ。
機会があったら映画を見てみたい。
11/16/2007
the dairy yomiuri 9/28号で、LIFE fiiの記事を読む。
ランダムに現れる音と映像によって、「意味の奴隷」であることを断ち切りたかった、とのこと。
最後に、「(坂本龍一と高谷史郎の)2人は年齢の違いからsenpai-kohai relationshipのように見えるにもかかわらず、驚くほどフレンドリーにやっている」と書かれているのは外国人記者らしい。外国人からみると、日本の社会の先輩/後輩関係というのは理不尽な徒弟制度という認識がまだあるのだろう。
10/05/2007
新宿ICCへ、霧のインスタレーションLIFEを見にいく。床に寝そべっていたら眠ってしまい、ノイズの音で目が覚めた。
会場のモニタで、山口での浅田彰、高谷史郎、坂本龍一のトークビデオ(60分)を見る。
・99年のオペラLIFEはリニアなものだったが、今回のLIFEは、ノン・リニアなもの。しかし、ただランダムに見せるのでは、何もやっていないのと同じで面白くない。そこは様々な条件がプログラムされている。
・霧が消えると同時に、映像も徐々に消えていく。普通に社会生活をしていると、すべて境界がはっきりと区切られているように思われがちだが、実はそうではない
・コンセプトの元になったのは法然院ライブ、インスタレーションは、庭のようなもの
...といった話。
10/02/2007
来年の手帳を買った。能率手帳の週間タイプ。
09/25/2007
この一か月間で、116巻のカセットテープをPCに録音しデジタル化した。
子供の頃録音したテレビの主題歌、過去の発表会の録音、見覚えのない筆跡の曲目リスト、友人からもらったデモテープ等々が出てきた。レーベルは自分で作ったり、雑誌FM-fanの切抜きだったり。中学の頃は、ダイヤトーン・ポップスベストテンやクロス・オーバー・イレブンを良く聴いたものだ。
いくつかはiTunesに入れた。
テープ時代のそうした一つ一つ凝って録音したものをライブラリに入れるのは便利ではあるが、1つ1つの思い入れが軽くなった気がして惜しい気もする。
09/09/2007
tv「情熱大陸」で大竹伸朗をやっていた。個人的に、昨年、東京都現代美術館でやっていたものの追体験ができた。昨年行ったときは、なんだかわからないが、とにかくその量に圧倒された。そのとき、美術手帳に浅田彰が結構長めの評を書いていたのを立ち読みした。
08/24/2007
《アーティストという種族は、皆パライア(インドの不可触民)だ。ぼくはまさに、生まれつきのパライアだった。》
《作品を通してぼくは人とコミュニケイトできる。そこで初めて社会の一員になれる。》
-「イサム・ノグチ 宿命の越境者」
08/17/2007
今週は暑かった。熊谷・多治見で40度。マグタイプの水筒を常に持ち歩いている。
08/16/2007
バックアップ用フリーウェアbackup(v1.8)インストール。Unicodeで各国語に対応しているので、iTunesフォルダのバックアップも可能になった。今までのソフトは未対応だったため、ポルトガル語(CASA!)やフランス語のトラックがバックアップできなかった。
07/22/2007
PC-9801のHDDが壊れて久しかったが、先日ネットで注文し、今日取り付け。MS-DOSでフォーマットし、tool de music STUDIO、フリーソフト(インベーダ、depth、UNO)などをインストール。特に急ぎの必要があるわけではないのだが、動作確認。tool de...は本当に良いソフトだ。windowsに移植して欲しい。
07/21/2007
-宮沢氏はリベラルな保守だったのでしょうか
「その表現は当たっている。...貧富の差の少ない繁栄した国を建設するのに宮沢氏は深く関与した。確固たる国際的視野を持ち、他の保守政治家のような粗野な人種的ナショナリズムとは無縁にみえた」
07/08/2007
先日放映されたNHK premium10 (HAS=YMOのライブ)を録画したDVDを4回もみてしまった。YMOはワタクシの青春そのものです。
07/01/2007
iPhone発表。物欲がかなりそそられるが、日本市場での展開時期は未定。そういえば、坂本龍一と高城剛の対談で「日本の携帯電話市場は鎖国している」という話をしていた。
04/21/2007
葉加瀬太郎のj-wave番組を聴く。坂本龍一がゲスト。ライブをやめてスタジオにこもったグレングールドに共感しますか、という質問は前からきいてみたかった。
04/15/2007
tvで映画「ブラックホークダウン」みる。リドリースコット監督。
03/19/2007
「自発的であること、無償であること、比較優位を目指すものではないこと、そうした精神のあり方が強い個を生み出したのではないでしょうか。」
-JMM413sat.「無難な才能の時代」
03/16/2007
東京で初雪。1876年以降、観測史上最も遅い。
02/23/2007
「不都合な真実」書籍で買う。
02/14/2007
池谷裕二+糸井重里「海馬」を読んでいる。脳、特に海馬の特徴は、可塑性があること。それが記憶とつながっているらしい。
関東で春一番。
02/10/2007
柳宗里展@国立近代美術館。親しみのあるインダストリアル・デザイン。
02/01/2007
ワタリウムに見にいけなかったナムジュンパイク回顧展について雑誌ART iTで立ち読み。家にあったパイクの「タイム・コラージュ」(1984年 発行者:和多利志津子)をパラパラと読み返してみる。
追悼ライブの余白で教授のもっとも美しかった場面(ただしそれは浅田氏とスタッフしか目撃していない)を読み、パイクに対する敬意を感じた。
01/23/2007
今月、insenのDVDとツアーパンフを見、今skmt2を読んでいる。
BTTB、M2/Sプロジェクト以来アコースティックを続けていた教授が、だんだんとアコースティックに「飽き」て、エレクトロニカ系のCHASMをつくり、今回アコースティック系とニカ系のコラボレーションであるinsenで、もう一度アコースティックの役割を担った。
insenライブは、インタラクティブで自由度の高そうなステージングだ。MPI X IPMを思い出す。
ライブに居合わせるのも貴重だが、ライブラリとしてDVDも貴重。
DVDインタビューで"We can't collaborate without trusting each other."と言っていた。どんな仕事も同じだ。
01/22/2007
JMM408「経済格差」は財政で解消すべきものか(所得再分配政策について...)
地域政策では、年収2000万の沖縄県民に地方交付税が配分され、年収200万の東京都民には配分されない。
産業政策では、たとえば農業振興だと、農業者に配分され、同じ所得の工場労働者に配分されないケースがでる。
よって、所得再分配は地域政策・産業政策ではなく社会保障政策で、地方自治体よりも国がやるほうが効果的...という話。
最低賃金を引きあげると、最低賃金以下の生産性の人はクビになるので格差が拡大するって本当なのだろうか??
01/21/2007
NHK「グーグル革命の衝撃」みる。
「検索結果表示はグーグルの自由で、絞込み条件は企業秘密」とのこと。結果表示の恣意的な操作の可能性もある。中国では「天安門」と検索すると、事件の映像が出てこないそうだ。
現在は検索エンジンの選択肢が複数あるのが救いだが、少し恐怖を感じる。