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Diary 2014

12/30/2014 『33年後のなんとなく、クリスタル』

買う。

「原作(33年前の方)の最後に、人口問題審議会の出生力動向に関する特別委員会報告が載っていて、急激な少子化、高齢化社会の到来を暗示している。田中康夫は、そこを一番見てほしかったが、当時そのことを指摘した人は誰もいなかった」
というようなことを高橋源一郎氏が書いていて、気になっていた。

自分は33年前の原作は読んだことがない。前作の舞台である1980年は、自分は小学生。大学時代はバブルが下降線になったころ。昭和が終わり、東西イデオロギー対立も終わり、「終焉」「歴史の終わり」とあちこちで言われていた。
その後、景気は後退し、新自由主義(民営化)はますます進み、厚かった中間所得層の所得は下がり、そんな社会で幸福とはなんぞやみたいな課題がある(自分には)。

僕の初期田中康夫体験は、朝日ジャーナルに連載されていた"ファディッシュ考現学"だった。関係代名詞をたくさん使った英文を翻訳したような独特の長い文章だ。その後、阪神大震災時にスクーターで現地入りしたこと、長野県知事になったこと、浅田彰氏との「憂国呆談」(ソトコトで継続中)などをフォローしていた。その延長で、これまでの氏の集大成のような感じで読んでみたい。

11/08/2014 海上から

みた、みなとみらい地区など。フォトセット


11/08/2014 運動会

フォトセット


11/05/2014 ボストン美術館 北斎展

@上野の森美術館。生涯で93回引越し。「北斎」以外の画号も多数。
版画の作り方の展示もあり、興味深くまわる。
平日だったが混んでいた。


10/26/2014 Tumblr.

はじめました。夏の旅行のフォトセット



10/13/2014 台風19号

襲来。


10/12/2014 大学時代ゼミの教授

が数年前に亡くなっていた。今はそういうことがネットで分かる。「お前は人と仲良くやれば実力が発揮できる」「自分を安売りするな」と言われたことがあった。


10/08/2014 Switch別冊 札幌国際芸術祭公式ガイドブック

買う。札幌には行けなかったが、記念に購入。先日のファイナルトークでは、「今年はヨコハマトリエンナーレでは"検閲"、札幌国際芸術祭では"都市と自然"をテーマに、現在のアートの世界のトレンドとは一線を画し、独自の展覧会ができた」というようなことが話されていた。

また浅田氏の解説。
REALKYOTO: 札幌国際芸術祭


10/06/2014 台風18号

襲来。


10/01/2014 札幌国際芸術祭

9月28に閉幕。結局いけなく残念。キュレーターの飯田志保子氏の札幌市のインタビューを見たが、この人すごそう。
ファイナルトークのアーカイブがUSTREAMにあり。
SIAF2014ファイナルトーク



09/25/2014 高橋の手帳2015

買う。



09/20/2014 ヨコハマトリエンナーレ

行く。展覧会タイトルは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。
大谷コレクションと、爆撃で焼けたドイツの図書館の本の複製展示で、「忘却」という言葉が、自分の中では"焚書"に置き換わる。「華氏451」は、紙の燃え出す温度だそうだ。

スペシャルサポーターに、ピーターバラカンを発見。エッセイを興味深く読む。
このエッセイは、だいぶ前に書かれたはずだが、彼が今月いっぱいでInterFMの番組を終了することを思い出させて興味深い。
スペシャル・サポーター | ヨコハマトリエンナーレ2014

相変わらず博学、交通整理の天才-浅田彰氏の解説。
REALKYOTO: ヨコハマトリエンナーレ2014



09/13/2014 再分配後のジニ係数

は、この10年間上昇していない。また、可処分所得は、200万円程度の低いところに集まっている → みなで貧困化しているので格差が現れない。

『週刊東洋経済 7/26 トマ・ピケティ独占インタビュー』



09/07/2014 「坂本さんの、

とくに低弦の厚い弦楽がザーッと豊かに鳴るのを聴くと、細胞がシビレます。」

『大貫妙子デビュー40周年アニバーサリーブック』


09/06/2014 LED電灯

取り付けた。遅ればせながらリビングの電灯を変えた。

以前、LEDの場合は、実際の広さよりも1ランク広いもの(10畳の部屋なら12畳用)がちょうど良いと聞いていたので、店員に聞いたうえでそうしてみたが、結構明るい。10畳の部屋ならLEDでも10畳用でちょうどよさそう。


08/01/2014 週刊東洋経済 7/26 トマ・ピケティ独占インタビュー

買う。


07/29/2014 大貫妙子デビュー40周年アニバーサリーブック

買う。曲中の静けさ・余韻を大事にする歌手。坂本龍一のプロデュース・アレンジでの関わり多数。お宝写真も結構ある。

1ページ目で「泣いたり笑ったり怒ったり悩んだりしながらも、そこそこ幸せだと感じていられるのは、現在この国に住む人の殆どが戦争を知らない子供たちだからなのでしょう。」とある。即座に思い出したのは、数奇な運命で特攻から生還した大貫妙子の父の話。



07/27/2014 FUJIFILM XQ1

買う。Xシリーズの廉価版。過去に買ったデジカメも、すべて富士フィルム。FinePixシリーズを15年で3台使ったが、Xシリーズに乗り換え。コンパクトながらマニュアル的な撮影も可能で、その際の操作性が良い。何よりも価格が下がっていたので、ほとんど衝動買い。



07/26/2014 “Hopefully we will become a stronger democratic society

and avoid falling into xenophobia, hopefully we build good relationships with our neighboring countries,” he says, “and, rather than acting for profit for the current generation, acting in a way that will ensure we leave natural resources for future generations. That’s what I’d like us to become.”
Ryuichi Sakamoto delves into cities and nature at Sapporo International Art Festival


07/04/2014 「坂本さんの音楽を聴きに集まっているのは

本当にいい聴衆だということです。積極的に聴きとろうという思いからか、なにか会場の空気や緊張感が独特な感じがします。他のコンサートと比べて、すごくあったかいんですよ。」
東京フィル with 坂本龍一



06/02/2014 新潮 創刊一一〇周年記念特大号

買う。浅田彰×東浩紀「『フクシマ』は思想的課題になりうるか」。
総じて、震災であらわになった諸問題は、工学・社会工学で対処すべきもので、それらは「思想的」とは呼ばない(浅田氏)という話。東氏は反対の立場。



04/12/2014 ジョン・ケージの4'33"は

273秒。マイナス273度(絶対零度)にかけていたのだった。
音楽の学校 20世紀の音楽の3回目。



04/11/2014 「DX7 30th アニバーサリーブック」

立ち読み。マニピュレータ藤井丈司のインタビューで、楽器の持ち味を生かす教授のDX7に対する当時のアプローチがうかがえる。


03/14/2014 イサム・ノグチ 宿命の越境者(講談社文庫)

持っておきたくてポチった。


03/14/2014 すぐ大声出す奴に

精神が強い人間がいたためしがない。
「精神が弱いからすぐ大声を出すのだ」


03/12/2014 岡村靖幸と坂本龍一の

対談 on 雑誌GINZA3月号。最初に作品にコメントしてくれるよきパートナーがいる、という話。ユリイカ2009年4月号の大貫妙子の文章を思い出す。


03/11/2014 チョムスキー上智大講演

の記事@朝日新聞。テーマは「資本主義的民主制の下で人類は生き残れるか」

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またまた浅田彰が東浩紀との対談で今度は鼻血を出し、寝そべって話し続けたそうだ。



03/04/2014 敗戦時と東日本震災後を比較した日本の

ガバナンスの変わらない課題...
・絶対安全神話に見られるリスクのタブー視化
・縦割り、たこつぼ、縄張り争い
・権限と責任を明確にしない。指揮命令系統を作れない
・明確な優先順位を定めない「非決定の構図」と「両論併記」
などなど。

- 朝日新聞 3/4 池澤夏樹 「危機意識『永遠にゼロ』」



02/11/2014 スコラ収録中に浅田彰が倒れた

事をソトコト3月号で偶然知る。さすが両親が医者らしく、冷静に自己診断している。



02/09/2014 雪かき

約3時間。塩化カルシウムも撒く。早くも足、腕がいたい。


02/08/2014 大雪

風も強い。さらさらの雪が舞っている。


02/02/2014 スコラ 坂本龍一音楽の学校

電子音楽編みる。挿入される20世紀電子音楽を聴いて、opera1999を思い出してしまう。opera1999の方が20世紀音楽をあとから「総括」したものなのだが。


01/12/2014 ビジョンはあるが、

プランはない。そういう人が意見を言ってもよい。


01/01/2014 冬休み

ゆっくりといろいろな仕事を片付ける。
メール解約、家族会員の転送先の設定、ホームページの引越しなど。以前は人が亡くなっても、このような手続きはなかったが、今はどこの家でもやっているだろう。

よい年になりますように。