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Diary 1997

12/24/1997

先日ケーブルテレビで戦場のメリークリスマスを放映していました。
ヨノイ大尉がセリアズと会って、理性をだんだん乱されていくのを、エゴイスティックすぎるやりかたで必死に保っているのが、今回遅れ馳せながらよく分かりました。
他にも登場人物の縦糸と横糸みたいな関係で発見がおおかったです。
たとえば、冒頭の日本兵→オランダ兵の介抱は、本編であるヨノイ→セリアズの伏線としてあったのではないか。冒頭の日本兵は敵・味方を超えてオランダ兵を介抱したため罰されるが、ヨノイは軍隊という環境で大儀を重んじるので、セリアズに対する興味がゆがんだ形であらわれてしまう。
日本は文化的に大儀、組織の規律を重んじるが、個人個人をみると、そこから一歩踏み出してコミュニケーションをしたいという欲求はもっている。このような東洋/西洋の対比を、太平洋戦争中の軍隊という特殊な状況で描いているのではないか。
大島監督は偉大だ。

12/06/1997

私のThinkPadは今週ずっと職場でした。今日、一週間ぶりに持ってかえった。
今日5日(金)は久しぶりに渋谷に出て、映画エア・フォース・ワンをみた。すかっとして気分転換になった。
今週は寒い日が続いた。

10/18/1997

bonjour.もう今年も終わりだ。
先日、年賀状購入の回覧が回ってきた。文具コーナーには来年の手帳がならんでいる。
昨日は仕事が落ち着いたので休暇をとり、東京都現代美術館でやっているポンピドーコレクションに行ってきた。ポンピドーは、最近たしか「近代都市と建築」というテーマでも現代美術館にきていた。
今回のは、おもに20世紀美術を集めたもの。普通のギャラリーもさる事ながら、子どものアトリエという体験型の企画があって、それも面白かった。ピカソの大作であるバレエ「パラード」の幕(10m×16m)は圧巻だった。一通りみたあと、いったん出て買い物をする。カタログを買おうと思っていたが、横にあった美術手帖「ポンピドー特集」と絵葉書にする。夕方5時から再入場し、7時から始まるサティのピアノとヴァイオリンのコンサートの公開リハーサルを少し聴いた(1回だけ再入場できるチケットになっている)。
これをみて、自分でも何かつくりたくなった。

08/30/1997

暑い日がつづいておりますが、おげんきですか。
NIFTYで通信の要領がわかってきたので、8月1日から大手のプロバイダに加入しました。もうNIFTYは使わなくなるかもしれません。
電子メールを毎日会う職場の同僚に出してる人もいるみたいです。電子メールが最近普及している携帯やPHSと同じだなと思うのは、その使われかたが、「いつも他人とつながっていることを確認したい。」といった点ではないかとおもいます。自分でも使ってみてそう感じます。

昨日(29日金曜日)は同期の飲み会で、学生が集まるような飲み屋で飲んだあとカラオケで陽水、江口、電気グルーブやオザケンなどを歌ってしまいました。昔は絶対カラオケなど歌わないと思っていたのですが、変われば変わるものです(!)。
先週の土曜日は学生時代の友人と中華街で飲茶をしました。昔は人と会うのが煩わしいなと思っていたけど、最近少し変わったかも知れません。